Not 特別視〈絶対音感〉
クラシック・ピアノを弾いてる方なら、普通にあると思いますが、メディアのもてはやされ方では、誤解を生みます。
絶対音感にも、種類があります。
音を聞いて音階を当てたり、演奏で同じ音を出すのは、確かにスゴイと思います。
それは一部の人だけ。
その特化した1つを取り上げて騒ぎ、広まった為に、
「絶対音感=凄い」
という図式になってしまい、ちょっと迷惑な話です。
中学で、コーラス部の伴奏してた時、なぜか楽器のない教室で練習することになり、最初の音取りを私がハミングで誘導してから歌った。というくらい、音感には自信ありました。
言い換えれば、相対的に
絶対音感は「固定ド」という事です。
例えば、
懐かしの歌番組で、昔の歌手が自分の曲を歌うとき、加齢のためどうしても高音が出なくなり、キーを下げて歌う、というのが普通にありますが、あれがすごく違和感を感じる。
という事です
歌手の方には申し訳ない、嫌な聴衆です(笑)
その分、声楽(クラシック)では、原曲のままの調なので、耳(脳)がスッとします。
声帯に影響出る、酒やタバコで声枯れたり、キー変えてOKなポップスと違い、クラシックはそれが通用しないので、
声楽家の方は体が楽器なので、鍛えたり・・
クラシックの演奏家(バレエも)は総じて、技術はもちろん、相当の自己管理が必要となるので、やはり凄いなと思います。
アスリートがそうですね。
なのでクラシック(音楽・バレエ)は、
「芸術のアスリート」という事です。
ただ、ポップスが劣るという意味では全くなく、例えばブルース(Jazz)など、
サッチモ(ルイ・アームストロング)や、
ハスキーな声が渋くて魅力的です。
そして意外にも、
美空ひばりさんのジャズもすごくカッコ良いです。
なので、
人物そのものの魅力など、多方面含んでの総合の表現なので、
同じ音楽ですが、優劣でなく、全く別物と捉えるものだと思います。
ポップスやロックされてる人の中には、
逆にその固定ドを「融通が効かない音感」の様に見下す傾向があり、
クラシックとポップス(ロック)での分断がある様ですが、
人間と同じ「個性」が違うと言うだけ。
反目することに何の利益も生みません。
ピアノは
調律師が調律してくれてる(出来上がってる)ので「固定ド」
弦楽器は
オーケストラなど演奏前にラの音で毎回弦を調節するし、
ギターは、カポをつければ移調が容易にでき、移調の耳になっていく・・
なので基本「移動ド」と思います。
そして、
吹奏楽(管楽器)もそうだったと・・
こちらはあまり詳しくないので、盲点でした。
良い悪いではなく、違いがある
という事ですね。
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これは私が前から不思議に感じてる事ですが、
ピアノのブランクが相当あって、久しぶりに音出したら・・どうも、
音が半音高くなってる気がするんです。
これが自分でも不思議で、
脳がおかしくなったのか?
どうもそうは思えないし・・
以前、スタジオで電子ピアノ借りた時、あまりにもズレてたので、慌てて受付の人に言ったら、
驚きもせず、
「トランスポーズしてますね」って言われ
(↑聞いた事なかったので言葉忘れてて、ネットに載ってました(笑)また忘れそう)
電子のキーボードなら、鍵盤でも移調が簡単に出来るんですね!
クラシック出身の人間には、カルチャーショックです(笑)
これならバンドでの合奏に、以前よりは楽に仲間入り出来そうですね。
結局、その移調のボタンで「シ」の音を「ド(主音)」にした訳ですが、
全体的に半音高い気がして、これは私の中で、ずっと不思議なことになってます。
話それるか分かりませんが、
スピリチュアルで、ヘルツの話が出てきます。
昔と違う高さに誘導されてる?とか云々・・
それで聴き比べてみたら、
スピで「良い」とされてる側の音が、
・良く言えば、柔らかい素朴な感じ
・悪く言えば、ずっと調律してない緩んだピアノ(弦)の様な感じ。
そして、
あまり良い方でないとされてるのが、
バキッと、ハッキリした感じ。
という事は・・
バキッとした方が「人為的」で、
緩んだ感じ(良いとされる)が「自然」?
という風に解釈しました。
あくまで個人の主観です。
それで、
こじつけかも知れませんが、そういう
音の高さ(ヘルツ)で、時代によって誘導・変更させてるって事は、
私が半音ズレてると感じるのも、間違ってないのかな?と思ったり・・
体は加齢で衰えたりはあるだろうけど、
音感は衰えないのでは?
もし科学者が「加齢で音感は衰えます」と言ったとしても、どうも私には納得できないので、
頑固?と思われても、
腑に落ちないままで居ようと思います(笑)